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Ri棚田学会
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                  棚田学会賞 

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棚田学会賞
第5回石井進棚田学会賞(平成20年度)
1.受賞者 
  (1)菅地域振興会(熊本県上益城郡山都町 
  (2)山本 一(日本風景写真協会副会長、棚田学会会員、大阪府摂津市
  (3) NPO法人恵那市坂折棚田保存会(岐阜県恵那市)


2.業績名及び受賞理由
  (1)菅地域振興会(熊本県上益城郡山都町
  業績名:自主的なむらづくりで都市民に『棚田・山里のやすらぎ』を提供
  授賞理由:山都町菅地区は、北を阿蘇の外輪山に、南を九州山地の峰々に囲まれる84戸からなる山間集落で、緑川が刻んだ深い渓谷に面して風光明媚だが“陸の孤島”といわれ、長年「架橋陳情」運動を続けていたが、その悲願実現の目処がたつや、少子高齢化による担い手不足で耕作放棄が広がりつつある現実を打開しようと、行政依存から脱却して「自主的・主体的なむらづくり」へと行動理念を変更。棚田百選認定の“菅迫田(すげさこだ)”を活用した、棚田ふれあい探訪ツアー、棚田オーナー制度、さらには鮎の瀬交流館運営、茶園オーナー制度、直売所開設運営など、女性を含む村民あげての多彩な活動を展開し、多くの都市民に棚田・里山の“やすらぎ”を提供して喜ばれるなど、棚田を擁する山間地域の内発的地域活性化の模範として、全国の棚田地域を励ましている。
 このように同団体は、棚田の保全に資する顕著な業績をあげていると認められるので、ここに棚田学会賞を授与する。

  (2)山本 一(日本風景写真協会副会長、棚田学会会員、大阪府摂津市
  業績名:棚田写真集の出版、風景写真家集団への啓発等を通して棚田保全に貢献
  授賞理由:永く会社経営に携わってきた山本一氏は、写真撮影の対象を「食と農」の現場、とりわけ日本の原風景としての棚田・里山を生涯のテーマとして  選び、風景写真家としての活動を続けている。150回にのぼる現地訪問から紡ぎだされた同氏の代表的な写真集「越後の棚田」(2005年刊)では、その高い撮影技術を用いて、厳しい傾斜地における農の営みに支えられた地域固有の自然や文化の魅力が細やかに表現されており、その格調の高い映像美は多くの人々の感動を呼び起こした。同氏は、日本風景写真協会の創設にも尽力し、棚田撮影グループを組織して撮影ポイントとともに撮影マナー指導にも意を注ぎ、また数多い講演会等では温暖化による自然生態変化、休耕田増加による景観荒廃や地滑りの多発、鳥獣害被害の増加など、棚田地域がおかれた厳しい現実への理解を深める努力も行っている。
 このように同氏は、棚田の保全に資する顕著な業績をあげていると認められるので、ここに棚田学会賞を授与する。
 新潟中越大震災直前までの山古志村をはじめとする中越地方や上越地方から佐渡島まで、山あいにどこか懐かしく、優しい曲線を見せる越後の棚田をオールカラーで収録。撮影地名、年月日、時刻、気候や撮影データを各写真に付す。

 (3) NPO法人恵那市坂折棚田保存会(岐阜県恵那市)
  
業績名:石積み技術伝承等による棚田景観の保全
  授賞理由:棚田百選に認定されている坂折棚田の魅力は、なんといっても石積みの美しさにある。平成15年当地で第9回全国棚田(千枚田)サミットが開催されたのを機に同会(平成20年に「NPO法人恵那市坂折棚田保存会」に組織変更)が結成された。同会は、坂折棚田の保全・伝承のため、地元学校棚田実習、棚田オーナー制度、棚田酒「くろくわ」開発、棚田ビオトープ造成、民間企業の棚田保全活動支援など多彩な活動を実施して大きな成果をあげているが、極め付きは平成18年度から同会と山里文化研究所(市内の里山保全団体)が共同実施している「坂折棚田石積み塾」である。応募した塾生が、地元の石工の指導を受けながら、修復が必要な棚田の石積みの一部を壊し、新たに石を積みなおす作業を通じて伝統的な石積み技術を習得する、全国に例を見ないユニークな棚田景観保全ボランティア事業である。
 このように同団体は、棚田の保全に資する顕著な業績をあげていると認められるので、ここに棚田学会賞を授与する。


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