私たちの生活に欠かせないトイレですが、トイレにも寿命があることをご存知ですか?
トイレ本体が壊れてしまってから修理や取り替えをするとなると、トイレが使えなくなって困ってしまいますよね。トイレには交換時期の目安がありますので、そちらに合わせて交換するのがおすすめです。
今回は、トイレの寿命や交換時期、交換にかかる費用について徹底解説します。
トイレの各部位の寿命を確認
トイレの寿命は、トイレの各部位により異なります。
ここでは、各部位の寿命(耐久年数)や交換時期についてご紹介します。
便器やタンク
トイレの便器やタンクは陶器でできていることが多いので、「ひび割れさえしなければ100年は使える」とも言われています。
しかし、実際は便器以外の部品が少しずつ劣化して使いづらくなりますし、使用しているうちに変色したり細かい傷ができてしまうなど、見た目も悪くなっていきます。
また、何かをぶつけたり地震などで便器にひびが入ってしまうと、補修ができないので丸ごと交換が必要です。
壊れていないにしてもトイレは毎日使うものですから、快適に使いたいものですよね。そのため、トイレは使いづらくなってきたと感じたら、交換を考えてみても良いかもしれません。
パッキン・パイプ等の内部部品
トイレ内部のパッキンやパイプなどは、早いと5.6年ほど、長くても10年で寿命を迎えます。
つまりや水漏れなどのトラブルが起きたら、寿命と考え交換しましょう。
パッキン・パイプ等の内部部品は、メーカーでメンテナンス部品の製造が終了し、市場に流通しているものがなくなると、トイレ丸ごとの交換が必要になります。
ウォシュレット
ウォシュレット付き温水便座の寿命は、製品により異なりますが、一般的に7年~10年程度です。
「ウォシュレットから水が出ない」「洗浄ノズルが動かない」「便座の蓋が開閉しない」などの不具合が発生したら交換を考えると良いでしょう。
また、多くの製品は10年以上経つと部品の生産が終わり、壊れても交換ができないので、便座まるごとの取り替えが必要です。
寿命を迎えたトイレの交換費用はおおよそいくら?
トイレを交換するとなると、気になるのが「どのくらい費用がかかるのか」というところですよね。最後に、寿命を迎えたトイレの交換費用についてパーツごとに解説します。
便器やタンク
便器やタンクの交換・取り替えを専門業者へ依頼した場合、ウォシュレットの取り付け費用のほかに便器やタンク本体の購入代金が必要です。
便器のグレードにもよりますが、 トイレ本体と工事費用を合わせると安くて50,000円程度から工事の依頼が可能です。
パッキン・パイプ等の内部部品
トイレの内部部品の交換費用は、パーツごとに料金が異なります。
パーツの場合も、交換費用とパーツ自体の費用も必要です。
【部品代込みの値段で算出】
- タンク内部品交換 6,000~8,000円
- タンク内部品交換 8,000~12,000円
- トイレのパッキン交換 6,000円~10,000円
- 給水パイプ交換は12,000円程度
(タンク脱着なし)
(タンク脱着あり)
ウォシュレット
ウォシュレット本体の費用は、10,000円程度のものから10,000円以上のものまであるので、本体の価格によって費用は大きく変動します。
トイレ交換は、DIYでは難易度が高いので、業者に依頼することが多くなると思います。しかし、トイレ業者の中には、ぼったくり業者も多いので注意が必要です。
最も多いトラブルケースは、本来必要ないはずの作業をすすめて、高額な作業料金を請求するというパターンです。
本体の価格にもよりますが、便器やタンク交換で20,000円以上も請求してきたらぼったくりの可能性があります。
ただ、良心的な価格でサービスを提供している業者であれば、早く確実にトイレ交換を行ってくれるので、業者に任せるのがおすすめです。
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